1989年に須藤独自の発想でアルミフォイルオブジェをこの世に生み出す。
何から何までカラフルに色が氾濫するなかアルミフォイルという無機質な素材が人々のコスチュームの色を、陽の光を、時間ごとに変わる街中の色をその表面に映し出し、メタルティックな輝きは高級感さえも感じさせる。
愛と夢にあふれる作品は人物や動物、クリスマスツリーから巨大宇宙船まで全て須藤自身の手によって作り出され、気の遠くなるような作業工程に他の追従を許さない。
同年、HONDA自動車本社ウエルカムプラザ青山にて記念すべき第1回展「須藤眞啓アルミフォイルオブジェ展」を開催。
TBSテレビ「朝のホットライン」でアートショーと制作の模様が紹介されてメジャーデビューを果たす。
以来、一流の舞台で数々の作品を発表。以下ではその一部を紹介しています。
東急文化村、東急本店、ニューヨーク・リンカーン・センターの共同企画、モーツァルトのオブジェ4部作、および
スティービー・ワンダー、チャップリン、ピカソ、ベートーベン、ゴルバチョフ大統領…
パルコ全国25店舗全店のグランバザール、クリスマス、バレンタイン、ホワイトデー等、メインイベントのプロデュース及び作品の制作をする。東急百貨店、東急文化村。渋谷西武百貨店、A館、B館、SEED館、LOFT館。銀座松屋。銀座ソニー。横浜そごう等のイベントプロデュース及び作品の制作をする。
神奈川県三浦市松輪地区江奈湾に建設された国の補助事業施設「エナ・ヴィレッジ」(須藤が命名)のトータルランドスケープデザインをはじめ総合プロデュースをする。建物の定礎には須藤直筆のサインが刻まれている。そこに展示されているのがこの作品「海と太陽」である。